冒険とスポーツ 堀江謙一『太平洋ひとりぼっち』
太平洋を、そんな風にあっけらかんと自分のテーマにし、自分の劇場にしてしまった日本人はそれまでいなかった。 それまでこの大洋は、日本にとって、移民とか、艦隊とか、体制とか、戦争とか、講和とか、同盟とか、要するに国家と民族の織りなす大テーマであり、巨大なアリーナであり続けてきた。 それなのに、突如、…
View Article米国が危険視し始めた「太平洋の島国」
太平洋の島嶼国にはテロリストに利用される可能性がある施策をとる国がある――米国務省高官は、財源獲得を目的にパスポートを売却したり、外資呼び込みのために金融の管理基準を甘くしたりすると、テロリストがこれを利用して国際的な安全保障体制の間隙を突いてくると指摘し、そうした政策の実行を思いとどまるよう強…
View Article太平洋の“楽園”を舞台にキリスト教の熾烈な布教競争
抜けるような青空ばかりを毎日見続けると、曇りや雨の日が恋しくなる。「美しい」四季を知る日本人にとって、一年中夏日の南太平洋は決して楽園ではない。しかも、国際的に高い評価を得ているホテルやレストランが驚くほど少ないので、ハワイのような国際水準のリゾートを夢見て行くと、がっかりすること請け合いだ。や…
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